定例研究会(東京)を開催するようになって,はや3年が経過いたしました.第1回の定例研究会(以降,本会合)は,2005年2月16日に開催されました.本会合は駒澤 勉先生(医学統計研究会 元監事:故人)の呼びかけで,東京での定例研究会の先駆けとなる“BRA:Bowling Rensyu Association”から始まりました.大阪でのサマーフォーラム(ボーリング大会)で東京勢は一度も優勝したことがなかったので, 2003年ごろから優勝するためにみんなで練習をしようと集まったことがきっかけでした.
2004年10月13日における特定非営利活動法人 医学統計研究会の設立によって,駒澤勉先生がその監事に就任されました.それを機に駒澤 勉先生からの「そろそろ真面目な部分もやろうか」という一声で,2005年2月から現在の形態で始まりました.
本会合の基本理念は,「人間的魅力の醸成」です.その理念の核となる部分が「掃除・勤行・学問」,「遊学一如」,「善縁善果」です.これは,医学統計研究会の理事長である後藤昌司先生の教えでもあります.
「掃除・勤行・学問」の「掃除」は,整理(標準化),「勤行」は日々のお勤め(現業),「学問」は,研究・開発と理解しております.掃除と勤行は人づくりの要件であります.「掃除・勤行・学問」の順序関係にとくに留意しており,学問の前に「人づくり」があることを重要視しております.
「遊学一如」は,文字どおり遊びと学問は一つの如しとの意味です.学ぶことは何も学問からだけではなく,遊びを通じて学ぶこともあります.むしろ遊びから得られることの方が人間的魅力において重要ではないかと感じています.
「善縁善果」は,背中の応援団を大事にすることと理解しています.また,この言葉の背後には,「喜捨」の概念が含まれていると思います.「喜捨」とは,喜びから発する積極的な行為です.代償を求めず,己にできることをひたすら行い続けることが重要であると考えます.
本会合は,「駆け込み寺」のような会,すなわち,困ったときに気軽に相談できて,回答を導きだせる場を目指しております.そのためには,各個人が少なくとも一つの領域に関しての「玄人」となり,組織的に活動できる体制を構築したいと思います.また,駒澤 勉先生の教えである「データをじっくり見る」という基本姿勢を忘れないように本会合を継続していきたいと思います.
参考文献
・後藤昌司(2007).企業と大学における「人間的魅力の醸成」.大分統計談話会 第36回大会講演論文.2007-10-19.